後発ながらも業界トップの店舗数

賃貸不動産の仲介でフランチャイズ方式で経営を行っている企業はいくつかあるのですが、その中で1000を超えている業界トップの店舗数を誇るのがアパマンショップです。実は、フランチャイズでの店舗では後発なのですが、なぜ業界トップとなることができたのでしょうか。

■アパマンショップの創業

まず、アパマンショップがどのようにして創業したのかということになるのですが、創業の1年前から創業者である大村浩次氏と大手の不動産の賃貸管理を行う経営者が集まりテーマを決めて研究を行っていたそうです。

その研究の成果として、大村浩次氏が代表取締役社長として、株式会社アパマンショップネットワークを東京で創業しています。他の賃貸不動産の仲介をフランチャイズで行っている大手企業との違いとして、直営店が少ないというのが挙げられます。このことが、店舗数にも大きく影響が出てくることになるのです。

■フランチャイズの店舗数を大幅に増やせた理由

店舗数で業界トップをとることができた理由は大きく二つあると言えます。

まず、一つ目が直営店が少ないという点です。新しく店舗を出店するとなると、時間と費用がかかることになります。この時間と費用が直営店とフランチャイズ店では大きく異なってきます。直営店の場合は、新規の出店となるため、店舗の確保から従業員の確保といったように準備がかなり必要となります。

フランチャイズの場合は、店舗、従業員ありきでフランチャイズの契約だけで店舗数を増やすことができるのです。もちろん、審査等は必要ですが、フランチャイズが中心となっていることで、店舗数が増やしやすいというのも大きな要因となっているのではないでしょうか。

■地元の有力不動産業者との連携

店舗数を増やすことのできたもう一つの要因となるのが、どの不動産業者とフランチャイズ契約を行ったかになります。小さな不動産業者がフランチャイズに参加した場合、増加する店舗数は多くありません。店舗を一つしかもっていなければ1店舗しか増やすことはできません。

しかし、地元で何店舗も経営しているような不動産業者の場合だとどうでしょうか。それぞれの店舗がアパマンショップの店舗の顔を持つようになることで、一気に店舗数を増やすことができるのではないでしょうか。
この戦略こそが、創業前に大村浩次氏が研究を重ねていたテーマのひとつだったのかもしれません。

現APAMAN株式会社の社長である大村浩次氏は、超仕事人間ということらしいのですが、その仕事に対しての熱心さがこういった研究や戦略に活かされているのかもしれません。他の追随ではなく、いろいろな可能性について考え、新たなビジネスモデルを生み出しているのかもしれません。